| 整調 | 整音 | 修理 | 運送 | 徒然草 | 趣味 |
調律
| ピアノ調律料基本金表(定期) | 営業地域 | |||
| アップライト | 12000 円 | 新居浜、西条、 今治、松山 四国中央市 及びその周辺。 これ以外は、出張費 がかかる場合があり ます。 |
1 | 30年ぶりの調律 |
| グランド | 14000 円 | 2 | 調律師という仕事 | |
| コンサート | 25000 円 | 3 | ユニゾンの輝き | |
| 立会リハーサル | 5000 円 | 4 | ストレスをためや すいピアノ |
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| 立会 終日 | 10000 円 | |||
長年、調律をされてない場合は放置割り増し料金を頂くことがございます。
というのは、放置の年数などにより、音律の低下度合いが違いますので、調律にかかる時間や労力が違って参ります。
したがって、当然料金に加算されることになります。
ただ、上限は基本料金+加算料金で30000円を超えることはありません。
また、当社において、ピアノの運送していただいた場合には、特別調律料金制度で20000円でさせていただいております。
調律師にとって一番大切なもの。
根気と努力、向上心、疑問を持ち続けること。
音の捉え方というのは雲を掴むような話です。
どういう音作り、(調律)が良いのか。
私が駆け出しの頃、調律師が求める音と演奏者ピアニストの求める音にはギャップが有ると言うことを良く聞いたものです。
調律師としては正確な音階が最も大事なことであるような気がしておりました。
こういう腹積もりの場合、ソレより先が見えてきません。
目的地がソコになってしまってそれ以上の向こう側が見えないので、す。
一方、ピアニストは、正確な調律はもちろん、その先の音の響きを求めておられるのです。
透明であったり明るさであったり、重々しさであったりもします。
音の広がり、伸びの良い音であったり、今でこそソレが解りますが、当時は、慢心のため解りませんでした。
調律によって、音の響きや広がり音色は驚くほど違います。
それは奇麗に磨き上げられたダイヤモンドのように輝きます。
しかし、ただ、音を合わせただけの調律は、すりガラスのように曇って輝きの伸びも何も無い音です。
そういう、細やかな調律が出来る技術力、と感性。これがとっても大切です。
狂いにくく、かつ微細な音律の調整が解り、止め切ることが出来る調律が良いと思います。
例 2月にピアノ移動及び調律されたKさんの場合。.(2時間30分)
前回の調律は、30年ほど前して以来放置されっぱなしで、中央部で80セント(1セントは半音の100分の1)つまり、およそ半音ほど下がってました。
ピアノはヤマハU3E、昭和45年ころのものでした。
まず第1に、内部の掃除、鍵盤の下もやります。(15分ほど)
長年のほこりがかなりたまって不潔な状態、ブラシでこすりながらよごれをとる。
、それから1回目の調律(45分)まず基音を弦圧による音の低下を考え4分の1音(25セント)高くとり割り振り(49A,ラの音を中心に1オクターブをつくる)、それを左右88の鍵盤に広げる、とくに60キイーから上はさらに10セント上乗せして、調律する。
そして、軽く鍵盤高さ、深さの調整、ハンマーの運動距離の調整、ハンマーのストップ位置の決定、(45分)。
再び、2回目の調律、49Aラの音のピッチを見ると、予想どうり440Hz近くに落ち着いて来ている。
ここで、予想が外れると悲惨なめになる。
ここらへんは、経験が物を言う。で(40分)ほどで2回目の調律が終わる。
調律師によっては1回目の調律を、下律、2回目を本律といってる。
私は下律、本律の区別をしない。
というのは、下律というと、どうしても気持ち的に仕事が粗くなる。
下律だから粗くてもいい、と言う調律師が多いが、わたしは、この第1回目の調律を非常に重要視しており、ピン(弦を巻きつけているピン)、のねじれを極力つけないように、注意深く止めている。
理由はねじれが残ると、音律の持ちが悪くなるし、細かい繊細な調律が不可能になるようにおもいます。
また、2回目の調律においても、かなり正確な位置に音律が来ているため、より慎重に止められるので仕上がりが格段にきれいになると思います。
あと全体のバランスの調整(10分)。
これは、ユニゾンによる音の立ち上がりや、ふくらみ、伸びなどを全体的に見て、均質になるよう整えるためにおこないます。
定期的に調律しているピアノでは、落ち着きがいいのであまり必要ではありません。
以上でだいたいの今日のこの仕事は終わりましたが、音もタッチも見違えるようによくなりました。
ただ、長らく放置されてましたので、さすがに、半年も1年も音を保持する自身はありませんので、次回の調律は3ヵ月後にお薦めして、かえって来ました。
追伸 Kさま、おいしい、いちご、ありがとうございました。
調律師という仕事
ピアノの音は、鍵盤に加えられた力(エネルギー)をアクションと言われる機構で音のエネルギーに変換し、得られます。
よいピアノは鍵盤に加えられた力が、効率よく音に変化し、音量が長く持続します。
また、調律の良し悪しにより、音の響きや、広がりが大変変わってきます。
調律師による、音の違いは、ピアノの調整の具合や調律の具合によって変わってくるものです。
(もっとも、かなり熟練された調律師の場合をくらべると、調整、調律による違いはさほどありません。)
これは、熟練度の違いによるもの、もしくは、手の入れ具合の違いによる、(はっきり言えば、手抜き)によるものと思います。
調律師を選ぶ場合は、以上のことを踏まえて選ぶ必要があると思います。
大メーカー、大楽器店の調律師だから大丈夫!とは限りません。
お店にもよりますが、得てして、調律師に、楽器売り上げのノルマや、生徒募集などいろいろな雑用を強いる傾向がありまして、思う存分、調律の仕事に打ち込めない技術者をよく見かけます。
こういう場合は、気もそぞろになり、調律に打ち込めなくて、仕上がりも悪く、技術の伸びもなかなか、期待できないように思います。
私自身も、Y社系の店に勤めてた時は、(まだ、技術的に模索中でしたが)いろいろな雑用や、営業に対するプレッシャー (特に6・12月期の展示会動員とピアノ販売) がきつかったので、思うように動けなかった思いがあります。
やはり、人間本位で選ぶのがベストでしょうね。
調律師が、どのくらいの精度で音を聞き分けてるか、気になるところですが、半音の100分の1を1セントといいますが、そのまた100ぶんの1から1000ぶんの1くらいでしょうか、ひょっとすると、それ以上かもしれません。
こうなると音程で音をとると言うわけにはいけません。(もともと、音感で音をとってるわけではなく、音波のの干渉による うなり を利用して我々は、調律してるのですが)
ピアノ調律には 「割り振り、オクターブ、ユニゾン」と3つの段階がありますが、ユニゾンではおそらく1セントの1000ぶんの1くらいまで聴いてるように思います。
(ユニゾンについては、調律師個人個人の思い入れや解釈の違いもあり、ここでいちいち咎め立てしたり、論争したりする気持ちはありません。)
調律を調律学校で習う時、1番はじめにユニゾンを習います。
ユニゾンとは、同音、ということで、習い始めの学生にとっては、比較的わかりやすいからだとおもいます。
だから、ユニゾンは簡単というような意識を持ってる調律師もいるかも知れませんが、実はこの仕事に入り込めば入り込むほど、その難しさ、重要性が増してきます。
今は亡き、渥美三夫先生も、「調律は、ユニゾンに始まりユニゾンに終わる」と、言われました。
ユニゾンについては、諸先輩がたや、著名な、調律師先生がいろいろ述べられておりますが、ここでは、私なりに私の言葉で私の考えを、書いてゆきたいと思います。
ピアノの音は、オルガンや弦楽器と違って、一度鍵盤をたたけば、後は、音の減衰を待つだけですが、我々調律師は、この音の立ち上がりから減衰までの間で、生活を営んでる、人生をかけてるんですね、大げさに言えば。
私は、ユニゾンを合わす時、1番大事にしてるのは、
1音の立ち上がり (鋭く/鋭角というより輪郭がはっきりして、すばやく立ち上がる感じ)
2音の幅 (図太い、幅広い豊かな音量)
3音の伸び (よく伸びる、音の持続性がよく減衰がおそい)
4音の透明さ (クリヤーなよく通る透る音)
プラス
全体的な輝き (全体的なハーモニー。 割り振り、オクターブによるピアノ全体の共鳴効果、温かな音のイメージ)
この4つくらいでしょうか、今思いつくのは、
まず、立ち上がりは、鋭く、すばやく、立ち上がらねばなりません。
では、どうすれば鋭い立ち上がりが得られるのでしょうか。/私は、すばやいハンマー操作によって得られると思っています。
非常に言葉では説明しづらい、しにくいことですが、弦や、チュウニングピンに癖がつかないように合わせてしまうということでしょうか。
そうすれば、自然にずぶといユニゾン、幅広い、伸びのある、ユニゾンも得られるとおもいます。
決して、少しずらした、(狂わせた)ユニゾンではなくて、限りなく合わせたユニゾンと思ってください。
したがって、ここでは、大胆で、且つ微細なハンマー操作が要求されます。
これは、絶え間ざる努力と研鑽、試行錯誤の結果、必ず得られるものと思っております。
個人個人体格も顔つきもちがうように、ハンマー操作も、自分自身で、見つけ出す以外方法はないと思います。
あったとしても、文章で教えられるものでもないように思います。
すばやいハンマー操作で合わせたあと、音の減衰までを良く聞きながら、超微細なハンマー操作で音の透明性、クリアーさを調整する。
ざっと、書けば以上のことですが、そんなにたやすいことではありません。
私自身も、炭蔵氏に師事して以来、かなり長きにわたりこの課題に悩まされ続けました。
はじめは、師匠のまねをしてハンマー操作をしてましたが、いっこうに、らちがいかない、のでいつしか、自分なりのハンマー操作を開発した次第ですから。
で、全体的な響きですが、これは、割り振りや、オクターブとも関連してくることですが、それらが、きっちりとできていれば、湧き上がるようなすばらしいハーモニーとなって帰ってくると思います。
ただ、整調、整音との関連もありますから、絶対にこれだと言うことではありません。
わたしもまだ、発展途上と思っていますから、まだまだ、より美しいユニゾンをひたすら求め続けて、そして、生涯それは続くかもしれません。
続ユニゾンの輝き 06年7月8日
ユニゾンとは、ピアノの場合、中音部以上は一つの音に対して3本弦が張られていて、この3本の弦を同じ振動数を持つように合わせることを言います。(低音部は2本のところもあり)
この3本の弦が以下にすれば輝きを持つのか。
このユニゾンをピアノの表面の輝き、磨き方に例えると水ペーパーで磨いたのではすりガラスのような曇った表面になってしまい、輝きを持ちません。
コレを新品のピアノのようにピカピカのツヤを持たせるには、目の細かいコンパウンド(磨き粉)で磨かねばなりません。きめが細かいコンパウンドほど鏡のような輝きが得られます。
これと同じようにユニゾンもきめ細かなピンポイントで止めることにより、輝きがましてくるのです。
そして88本のキイの全てを同じユニゾンに止めれば、それぞれの音の粒がそろい演奏者はより弾き易く感じます。
最高音部の1オクターブはオクターブがキッチリ取れてないとユニゾンが合いません。
ピアノ全体の響きが硬いとか冷たいと言うのはこの最高音部の音の取り方によるところが大きいように思います。
私は自然に音が伸びる響きのよいところで止めるように心がけております。
辻文明先生もそのようにされてると話しておられました。
湧き上がるような広がるハーモニーを得るためにはコレが一番であると確信しております。
ピアノもいろいろ個性があって、調律しやすいピアノから、どうもやりにくいピアノとか、ほんといろいろありますね。 Y社の、YU5 Y社では、アップライトピアノの最高級品ですが、音質はやわらかく、伸びがあって
非常に感じのいいピアノです。
ただ、この間調律した、U5は、少し癖があって、(音は非常にいいんですが)ピンの止め方がたいへんむずかしく、少しでもピンにストレスを残すと、音のまとまりが悪くなり、きらきらした音になってしまい、やさしいハーモニーが得られない。
一見よさそうにきこえるのですが、全体的な響きは、いまひとつ、になってしまう。
そこで、ふだんより、さらによりいっそう、注意深く1本1本、ピンを止めてゆきました。
そうして、2回目の調律を始めて、高音部に差し掛かってくると、あの、湧き上がるようなハーモニーがでてきたんですね。
今回で3回目の調律で、(それまでは、Y社系の女性調律師がされてた)ピンの止め方も、私になじんできたからかも知れませんが、やっぱり、ピアノは手を入れれば入れるほど、答えてくれるもんですね。