四国遍路をする方は年間30万人を超えるともいわれています。バス、タクシー、バイク、自転車、徒歩と様々で、服装も様々です。しかし一歩境内に入ると作法は守っていただきたいです。
第四十五番札所・海岸山・岩屋寺のご住職は「お納経」の揮毫・朱印は、美術作品や趣味のスタンプ収集ではありません。お詣り下さったあなた御自身が心をこめてご本尊様に修められたお経を確かにお取り次ぎさせていただきます、といわれています。
一、 山門(仁王門)では一礼して左側から境内に入ります。
二、 手水を使って口をすすぎ手を洗い身を清めます。
三、 鐘楼で鐘をつきます。お寺によってはつけないことがあります。
四、 本堂、大師堂、他のお堂の順にに参拝します。
五、 納札箱に納札、写経を納めます。
六、 灯明、線香をあげ、お賽銭を納めます。
七、 ご本尊にお経を唱えます。本来のお経は、祈願文から回向文までかなり
ありますがかなりの時間を要しますので、般若心経、ご本尊真言、大師
御宝号でも結構ですし「南無大師遍照金剛」を数回唱えればよいともさ
れています。要は唱える本人の姿勢の問題です。参拝者が多い場合は
左側によって読経して下さい。最初は先達さん同行の団体客と一緒に拝
まれてもよいかと思います。般若心経は仏教の基本ですから覚えておく
ことが必要ですが、経本を持って唱えても自然に覚えます。(求聞持法の
実践になるかもしれません)
八、 七項同様、大師堂に参拝します。
九 一通りお詣りが済みましたら、納経所で納経帳に寺号、ご本尊名を書いて
いただき朱印を押してもらいます。同様に納経軸や白衣がありましたら朱
印を押してもらいます。
十、 帰りは山門から本堂に向けて一礼してから去ります。
下記の「お経をゲット」をクリックするとPDF形式のファイルを取得できます。
HTMLファイルだと文字化けするためにPDF変換しています。
内容は
開経偈、懺悔文、
三帰、三竟、十善戒、発菩提心真言、三摩耶戒真言、般若心経
十三佛真言、光明真言、大師宝号、舎利禮文、回向文となっています。
ふりがな付です。 容量はA4サイズで6ページ、109KBです。
閲覧及び印刷するにはアクロバット・リーダーが必要です。
下記ロゴより取得することが出来ます。
2004.02.11.理趣経を追加しました。(612KB)
真言密教の常用経典であり、空海が弘仁4年(813)に伝教大師最澄からの借覧依頼
を断ったのが「理趣釈経」です。
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