第八十八番 医王山(いおうざん) 大窪寺(おおくぼじ) 遍照光院(へんしょうこういん)
本 尊:薬師如来 開 基:行基菩薩 宗派:真言宗大覚寺派
真 言:おん、ころころ、せんだり、まとうぎ、そわか
御詠歌:南無薬師諸病なかれと願ひつゝまいれる人はおほくぼのてら
所 在 地:〒769-2306 香川県さぬき市多和96
電 話:0879-56-2278 F
A X:0879-56-2176
お姿 納経印 山門
本堂 大師堂 仁王門
略縁起
元正天皇(在位715〜724)の養老元年(717)行基菩薩がこの地を訪れ開創し勅願寺となりました。唐から帰国した弘法大師が奥の院の岩窟で求聞持(ぐもんじ)の法を修し、大きな窪みの傍らに堂宇を建立し、薬師如来像を刻み、唐の恵果(けいか)和尚より授かった三国伝来の錫杖(しゃくじょう)を納め、大窪寺と号し、第八十八番札所として、又、結願寺として定められました。
その後、繁栄しましたが、天正年間(1571〜1592)に長曽我部軍の兵火に遭い焼失、江戸期になって藩主松平公により再建、しかし明治33年(1900)焼失し、現在の堂宇はその後再建されたものです。
境内
参道の石段を上がると二天門があり、さらに上がると正面に本堂、阿弥陀堂があります。本堂裏手に多宝塔があります。本堂手前を左に行くと大師堂があり、さらに行くと駐車場横の仁王門に出ます。大師堂階下は八十八ヶ所お砂踏みとなっています。
結願を終えた遍路はここで金剛杖や菅笠を奉納することになります。
ここで八十八ヶ所の巡礼の旅も無事に結願することができました。次に向かうのが第一番霊山寺への報告参りで、最後に高野山奥の院のお大師様の所に御礼参りをすることになります。
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