第六十六番 巨鼇山(きょごうざん) 雲辺寺(うんぺんじ) 千手院(せんじゅいん)
本 尊:千手観世音菩薩 開 基:弘法大師 宗派:真言宗御室派
真 言:おん、ばざら、たらま、きりく
御詠歌:はるばると雲のほとりの寺に来てつきひを今はふもとにぞ見る
所 在 地:〒779-5251 徳島県三好郡池田町白地字のろうち
電 話:0883-74-1707 F
A X:0883-74-1996
お姿 納経印
山門
本堂 大師堂 羅漢さん
略縁起
弘法大師が16歳の時、この山に登り霊気を感じ堂宇を建立、大同2年(802)嵯峨天皇(在位809〜823)の勅願により再度登り、千手観世音菩薩を刻み本尊とし、仏舎利(ぶっしゃり)を納めて、第六十六番札所として定められました。
鎌倉時代には七堂伽藍も整い、四国高野とも呼ばれ、学問を修める場であり、阿波、伊予、讃岐の関所でもありました。
土佐の長曾我部元親が四国征服の野心を抱いたとき、この山に登り、住職俊崇坊に「おぬしの器でない」と言われたが、進言を無視して四国征伐を挙行、後に豊臣秀吉に破れ、土佐に撤退しています。その時、雲辺寺も焼失しています。その後、藩主蜂須賀家の祈願所として再興されております。
雲辺寺HP http://village.infoweb.ne.jp/%7Eunpenji/index.html
境内
八十八ヶ所中1番高い標高911mにあります。車で上るよりはロープウエイを使った方が無難です。遍路道を行くと仁王門があり、参道左手に上がると本堂、手前1段高いところに大師堂があります。さらに上がると大きな毘沙門天がそびえる展望台があり、天気の良い日は四国の山々、瀬戸内海等一望できます。広い境内には等身大の羅漢さんが各所に見られ杉の大木も多く別世界のようです。
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