第二十七番 竹林山(ちくりんざん) 神峯寺(こうのみねじ) 地蔵院(じぞういん)
本 尊:十一面観世音菩薩 開 基:行基菩薩 宗派:真言宗豊山派
真 言:おん、まかきゃろにきゃ、そわか
御詠歌:みほとけの恵みの心神峯山もちかひも高き水音
所 在 地:〒781-6422 高知県安芸郡安田町唐浜竹林山2594
電 話:0887-38-5495
お姿 納経印
山門
本堂
大師堂 参道
略縁起
神功皇后が三韓征伐の戦勝を祈願して、天照大神や諸神を祀った神社として創建、後に行基菩薩が十一面観音菩薩を刻んで本尊とし、大同4年(809)、弘法大師が聖武天皇(在位724〜749)の勅命を奉じて伽藍を建立し、第27番札所として定められました。
明治の神仏分離により廃寺となり本尊十一面観音菩薩は金剛頂寺に移されましたが、明治20年(1887)再興されました。
立江寺が阿波の関所寺であるように神峯寺が土佐の関所寺となっています。
境内
遍路道は標高630mの神峯寺まで急傾斜が続き「真っ縦」(まったて)と呼ばれ難所になっています。山門の右手前に神峯神社の鳥居があります。仁王門をくぐり150段余りの石段を登ると左手に本堂、右手に大師堂があります。境内からの展望は雄大です。石段手前の庭園は美しく手入れが行き届いています。
この寺に、三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎の母が息子の開運を祈って素足で40kmの道のりを21日間日参した話は有名です。岩崎弥太郎の生家は高知市に向かう途中の安芸市に今もあります。
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